アクティビティ図について

【アクティビティ図(Activity Diagram)】

アクティビティ図とは、UML(統一モデリング言語)の一種で「システム実行の流れと条件分岐」を図解したものです。基本設計において、システムやその処理の流れを簡単な図で示すことで、図形の意味や、読み方さえわかれば、処理やシステムに対する理解度が向上します。

あらかじめ構成された要素(ノードだったりオブジェクトだったり)を配置し、それらを矢印でむずびつけることで、開始状態から何らかの終了状態への手順を示すことができます。

構成要素

構成要素として以下が挙げられます。※一部抜粋

初期ノード 記号 初期ノード:スコープ内での開始を意味します。

最終ノード 記号 終了ノード:スコープ内での終了を意味します。

最終制御 記号 最終制御:それまでのアクション(制御)で使用されたトークンをすべて破棄します。

♢ デジションノード/マージノード:条件によるフロー分岐または、複数のフローの合流を意味します。

などなど約15種類以上もの要素で表現可能です。

フローチャートとアクティビティ図の違いは?

ざっくりでいうと、全体的なシステムをアクティビティ図で表し、詳細な流れの部分をフローチャートで表します。

まとめ

もし、アクティビティ図やそのほかのUMLを理解できれば、システムの概要や、処理の詳細などのコードや文面じゃわかりにくい部分も図解することで大まかに理解できたりします。企業の基本設計書だったりにも使用されていたりするので、書き方や読み方など覚えておいても損はないと思い、紹介しました。