Windows11から標準搭載されている「Power Automate Desktop」は、これから業務においてドンドン活用されると予測される、便利な無償自動化ツールです。
今回は、その活用方法をご紹介いたします。
Power Automateとは?
Power Automateは、RPA(Robotic Process Automation)と呼ばれる自動化処理サービスです。
RPAのメリットは主に2つが挙げられます。
- 人件費の削減
従来、人が行っていた作業をコンピューター(ロボット)が自動で実行してくれます。例えば、複数人で行っていた作業を1人で対応することが可能となり、その分の人件費を削減することができます。 - ミスを防止できる
コンピューター(ロボット)が決められた処理に処理に従って作業を実行するため、ヒューマンエラーを防ぐことができます。手動で業務を行うと、抜け漏れのミスが発生しやすくなります。また、ダブルチェックなども不要となるため、業務における無駄を解消するきっかけになるかもしれません。
RPAのデメリットは、自動で実行してくれるため、RPAのコンピューター(ロボット)に指示した内容に誤りがあった場合、途中で止まることなく作業を実行し続けてしまいます。そのため、必ず検証を行い問題がないか確認したり、定期的なメンテナンスで改善をすることが重要です。
Power Automate Desktopとは?
Power Automate Desktopは、Power Automateの中のデスクトップのサービスです。2021年3月にMicrosoft社よりWindows10であれば無償提供することが発表されて以降、一気に注目を集めています。
Power Automate Desktopでできること
Power Automate Desktopでできることは、次のようなものが自動化できます。
- 顧客リストから請求書作成
- 毎月リマインドメールを一斉送信
- 経費精算における入力順作業
- OCR(画像から文字列抽出)
弊社活用事例
弊社ではこれまで100人以上を超えるスタッフに給与明細を手作業によるメールで送信していました・・・。(3人5時間)
そこで、Power Automate Desktopを活用することで、1時間でメール送信することで、大幅な作業削減となりました。
Power Automate Desktopは難しい?
他のRPAツールにも同様のことが言えますが、プログラムコードの専門知識は一切不要です。視覚的・直感的にプログラムを作成することができるため、非常に簡単です。
実際の画面を見てみましょう。
例えば、Excelを起動させたい場合、アクション(操作)から「Excel」と検索して、「Excelの起動」をドラッグアンドドロップするのみです。
また、ブラウザ(例えばChrome)の立ち上げも同様に「新しいChromeを起動する」のアクションを追加することで設定が可能です。
Power Automate Desktopのインストール方法
Microsoftのページを参考にしてください。
まとめ
今回、ご紹介したメール送信以外にも様々なアクションが約340種類以上搭載されており、細かい指示を積み重ねて、処理を作成していきますが、必要なアクションを追加していくのみで、専門的な知識がほとんどありません。
是非、業務改善の1つツールとして利用してはいかがでしょうか。
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