【IT】簡易VRをダンボールと100均のレンズで自作して体験

VRと言えば、Oculus Rift(オキュラスリフト)やHTC Vive(エイチティーシーバイブ) を利用したVRが有名ですが、これらはハイスペックなVR HMD(バーチャルリアリティ ヘッドマウントディスプレイ)で、視野角も広くコントローラーやPCで自由にバーチャルな世界を動き回ることができる本格的なVRです。

本格的なVRはVRのソフトウェアやコンテンツを動かすために3Dグラフィックスの描画を行うグラフィックボードの性能が良いハイスペックなPCなどの環境も必要です。そこで、もっと簡単にVR,3Dを楽しむ事ができるのが、「Google Cardboard」などのスマホを利用したモバイルVRのデバイスです。これらの簡易的なVRは動画を3Dで閲覧できスマホのジャイロセンサーで360度を見渡すこともできます。比較的安く環境が整うので様々な分野で普及され始めています。

■ダンボールで作成する簡易的VRのための準備

ダンボールで作成する簡易的VRゴーグルは、Googleの「Google Cardboard公式サイト」からの仕様書を見ながら自作しました。材料はダンボールと100均でレンズ、磁石、マジックテープなどを購入し組み立てて作成します。汗でボロボロになるのを防ぐために肌が当たる部分の補強にラミネートなども用意します。

■実際に見てみよう!

スマートフォンからこの3D動画「ベトナムVR動画」を開いてから確認する事ができます。

YouTubeもこの3D動画に対応しています。「Cardboard」ボタンを押せば、SideBySide(サイド・バイ・サイド方式)の3D動画になります。ダンボールのモバイルVRのデバイスにスマホを組み合わせて3Dを楽しみます。観光地の案内やPRには最適なのではないでしょうか。

■VRゴーグルで宣伝PRしよう!

最近では、通販サイトでVRゴーグルが様々なバリエーションで安く売られているので自分で楽しむのであれば、労力を考えると自作するよりは通販サイトで購入する方が良いかもしれません。

ダンボールの良いところは、組み立て式で比較的安価なので広報・宣伝目的で配布がしやすいところです。360°の動画をコンテンツにすれば、臨場感がある商品の企業のPRや観光地のPRができるので、宣伝PR目的としては面白いのではないでしょうか。

ドローンで撮影した360°の風景動画を観光地で配布したり、QRコードをスマートフォンで読み込むだけで、その展示物の内容を3D動画で説明してくれる動画をショールームや美術館や博物館で配布したりと、これからも用途や利用シーンが増えそうです。