【IT】AIによる生物行動分析

■生物の行動を見える化。AIによる生物行動分析システム

水族館には研究機関という役割もあり、飼育員をはじめ研究者が展示生物の生態について日々観察・研究をしています。しかしながら、人の目で24時間常時観察を行うのは困難で、録画を行っても指標となるデータが取れないという問題が課題としてありました。

本実証実験では、生物の行動をカメラで24時間録画し、クラウドにデータを送信。対象となる生物をAIに学習させることで、その生物が『いつ』・『どこに』・『どれぐらいの時間滞在していたのか』をグラフ表示する等で可視化しました。
このシステムを用い、長期の録画および数値化・グラフ化することで、日常の観察では気づくことのできない特殊な行動の発見や、研究用の基礎データをとることが可能になりました。

■日本爬虫両棲類学会 第57回大会
2018年11月24日~25日に麻布大学(神奈川県相模原市)で開催された「日本爬虫両棲類学会 第57回大会」の企業ブースに展示し、成果を発表しました。
その際、大学・動物園・水族館などから多くの反響をいただき、高評価を得られました。